満開の桜に導かれて、「若木珈琲物語」

水源と桜。四季折々の自然を望む新たな憩いの場

2024年7月、玉東町に新しく誕生した「若木珈琲店」。窓からは熊本名水百選にも選ばれた遊水地「年の神水源」の清らかな自然を望み、春には満開の桜が咲き誇る景色が広がります。四季折々の風景を楽しみながら、訪れる人が時間を忘れてゆっくりと過ごせる喫茶店です。

一杯ずつ丁寧に。自家焙煎コーヒーと手作りスイーツの香り

店内に一歩入ると、淹れたてのコーヒーの香りや手作りスイーツのやさしい香りが漂い、心がほどけるよう。

自家焙煎を行うコーヒーは、丁寧にハンドピックを重ね、雑味のないクリアな味わいに仕上げています。中煎りをメインに、ブラジルをベースとしてコロンビアやタンザニアをブレンドした「若木ブレンド」は、癖がなく飲みやすいと評判。

ポットで提供されるため2杯分を楽しむことができるのもうれしいポイント。スイーツの人気メニューは、「自家製アップルパイ」。注文を受けてから焼き上げるためサクサクの生地に濃厚なアーモンドクリーム、シャキシャキ食感の甘酸っぱいリンゴが香ばしく広がり、コーヒーとの相性は抜群。さらに、スパイスカレーや、田舎ごはんといった食事も用意され、ランチからカフェタイムまで幅広く楽しめるのも魅力です。

亡き義父の思い出の地で、桜が導いた夢の実現

この場所にお店を開いた背景には、オーナーご夫妻の特別な思いがあります。

オーナーは熊本市内出身、奥様は玉東町出身。いつか喫茶店を開く夢を持っていたオーナーは、かつて奥様の父親が米や野菜を作っていたこの土地で、お店を開きました。数年前、義父が亡くなられた際、思い出の場所として立ち寄った際、向かいの公園の満開の桜に出会いました。「義父が大切にしていた場所で、こんなにも美しい桜が咲くなんて。その時に『ここで喫茶店を開けるかもしれない』と直感しました」とオーナーは語ります。定年退職を機に、熊本市内から玉東町へ移住し、念願だった喫茶店をオープンし、地域の方々だけでなく、遠方からも多くの方が訪れる人気店。店の向かいの桜とともに歩み始めた新しい地域の憩いの場として、多くのお客様にい愛される場になっています。

若木珈琲物語

住所〒869-0313 熊本県玉名郡玉東町上白木350
公式Instagramhttps://www.instagram.com/wakaki_coffee_gyokuto/