「誰も取り残さない医療」を掲げる熊本県北の基幹病院

令和3年に開院した「くまもと県北病院」は、30を超える診療科と402床を備える熊本県北地域の基幹病院として、地域医療を支え続けています。同院が大切にしているのは「誰も取り残さない医療」。救急医療を柱に年間3,000件を超える救急車を断らず受け入れていることはその象徴といえます。
24時間365日の小児医療と地域包括ケアがもたらす「安心」

病院長を務める田宮先生は玉名郡長洲町のご出身。進学や研修を経て2007年に前身である玉名中央病院へ戻られ、地元の医療を支え続けています。「地域の方の願いは安心で安全な生活が末長く続けられること。そのために、まず医療機関が”この街にあることの安心”を提供することが大切だと思います」と、田宮院長。特に同院では、小児科医が常在し、24時間365日診療できる体制を整えており、子どもの急な発熱や体調急変にも即応できる体制を構築しています。県北の小児医療の拠点として、子育て世代にとって大きな安心につながっています。また、高齢化が進む中で急性期医療だけなく、その後の回復期から退院後の在宅ケアに至るまでを幅広くサポートする「地域包括ケア」の体制も充実。退院後も患者と家族が安心して生活に戻れる仕組みを地域と連携して築いています。
未来の医療人材を育て、地域とともに未来を育む

教育や研修の場としての役割も大きく、未来の医療人材を育てる教育病院としても注目を集めています。特に同院が取り組む「キャリア復帰支援」は、育児やライフイベントで一度現場を離れた医師や看護師が再び活躍できる環境を整えています。こうした取り組みにより、熊本県北エリアへのUターン就職や、仕事をきっかけに移住する医師や看護師も増え、地域とともに未来の医療を育んでいます。
| 住所 | 〒865-0005 熊本県玉名市玉名550 |
| 公式サイト | https://kumakenhoku-hp.jp/ |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/kenhoku_hp/ |